LaPassione
練習内容や、活動報告をしていきます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
鳥居先生のレッスン
Gloriaの音取りをし、曲の構成について、
解説して頂いた。
先週、教えて頂いた Con moto.(適宜に)
は、「状況にぴったり合うように」という意味。
この曲は、2分の3拍子である。
宗教曲には、意外と3拍子の曲が多いが、
これは、三位一体の
「父と子と精霊が一体(唯一の神)である」
とする考えから来ている。
4分の3拍子ではなく、2分の3拍子であるのは、
おごそかに、神への崇拝を歌うものであるから、
ゆったりしたパルスになっている。
2分音符についているスタッカートは、
4分音符の長さとする。
特にアルトに多く見られるが、
音が順次進行(音が隣の音に移って進行する)のところがある。
これが出てきたら、強い意志やこだわりを持って書かれた部分である。
pであっても、しっかり歌う。
例:P6 下段3小節 miserere~の Alt
P7 上段4小節 Jesu~の Alt などなど
この曲はAltが率先して作って行く。
P4 下段 4小節 Altの laudamuste で「問いかけ・提起」
(最後の te はしっかり延ばす)
5小節 Sop Mezの benedicimusteで「答え・解決」
P5 上段 1小節 Altの adoramuste で「提起」
2小節 glorificamuste で 「答え」
ただしここは4分休符で、早く答えたい感じが出ている。
P5 上段 4小節 Altの propter~ Sop Mez が上昇形に対し、
下降形になっていて、広がっていって格好良いので、しっかり歌う。
P5 上段 6小節 Altの Domine で「提起」
中段 1小節 Sop Mezの Deus~ で「答え」
中段1~2小節と3~4小節で同じ音形を歌うが、
2回目はリズムが変わっていて、
1回目のバリエーションになっている。
P5 下段 2小節 Altの Domine でガラッと短調になり、
ここが「問いかけ」になっている。
3小節 Mez Altの agnus でさらに「問いかけ」
4小節 filius ~ 全員で「答え」
P6 上段 1,2,3小節の miserere で
「そうでしょ」「そうでしょ」「そうでしょ」と念を押している感じ。
P6 上段 5小節 Altの qui tollis で「提起」
中段 1小節~ Sop Mez は同じ音が続くが、
Alt と ピアノ(左の一番下の音)は
順次進行で下がっていき、広がりを出している。
ここも繰り返し「答え」て3小節~クレッシェンドしていき
アクセントで言い切る。
中段 5小節 Altの qui sedes で「提起」
前の qui tollis と同じ音形だが、
2回目は2分音符で、
上段6小節の peccata の ソ♮ mundi のシ♭
で、 不安定な感じを出しているが、
中段6小節の sedes の ソ♯ と
下段1小節の ram の ソ♯ が、前と違う感じを出している。
下段 1小節 Sopの miserere で答えるが、
強気で行きそうなのに、消極的になる。
P6 下段 1小節 Mezの dexteram Patris の順次進行は、
とても大切。下降形だがクレッシェンドでしっかり歌う。
P6 下段 3小節 Altの miserere で「提起」
ここはすぐに打ち消すように、
Sop Mezの miserere で「答え」
下段 6小節 tutti(全員)とても大事。その前のpに対し、fにする。
P7 上段 4小節~ シンコペーション(強拍と弱拍の位置を通常と変えることで、
緊張感をもたらす)かつ順次進行であることに注意。
中段 2小節 ずれていた強拍が拍頭に来てアクセントがついている。
3小節 テーマのgloria が拍頭に来るので、
アクセントがついているぐらいしっかり歌う。
中段 4小節~ 小節をまたいで、3拍子になっていることを感じて歌う。
曲全体を通して、因数分解をして行こう!
そうすると、構成や全体像が浮かび上がってきて、自分の役割も見えてくる!!