2015/09/06 (Sun) ９月３日

佐藤先生、鳥居先生によるレッスン


今回も、「語頭をはっきり出す」「母音は縦に」といった
共通認識のことは省くようにする

・音のディナーミク(音の強弱の変化ないし対比による音楽表現)に気をつける

・音量が小さいときは、子音をたて気味にする
　小さいときこそお腹の支えが必要
　一度 ff で歌ってみて、そのままの身体の使い方で pp で歌う練習をする

・子音を出すタイミングは、その音の前の16分休符で出し始める
　その時、口形はその語の母音の形にして子音を出すようにする

・ハ行は、舌と硬口蓋の間に柔らかく息を擦りながら通すことで出す

・カ行は、母音の口形をしてで K を出す

・「なびく」の「び」、「こんぺき」の「ぺ」のように
　　弱拍の B や P は強く弾かずに柔らかく発音する

・裏拍で入るところが遅れがち

Ｐ４　上段　１小節　　恐る恐るではなく、素直に柔らかく出せば良い
　　　　　　　　　　　あくびのイメージで、三拍目から時間をかけて息を吸い
　　　　　　　　　　　息を止めずに待ち、息を流しながら「め」を出す
　　　　　　　　　　　音のイメージを持ち、上からその音を目指して出す

　　　　　　２小節　　「ば」の後一瞬喉の奥を閉じてはダメ
　　　　　　　　　　　息も気持ちも次へとつないで行く

　　　下段　１小節　　Sop.「き」は真っ白なシルクのイメージで
　　　　　　　　　　　薄汚れた布ではない

　　　　　　２小節　　「い」で言い直すがテンポは崩さない
　　　　　　　　　　　レガートの中で小さい「っ」がつく感じ
　　　　　　　　　　　Sop. は3連符がやや走る傾向にある
　　　　　　　　　　　Mez. は「もが」がまだ遅れる人がいる

　　　　　　３小節　　Alt.「な」はクレッシェンドの頂点のはずが抜けてしまっている
　　　　　　　　　　　　原因は母音が広がりすぎているからかもしれない

　　　　　　　　　　　Sop.「く」は上からも下からも引っ張らないと落ちてしまう
　　　　　　　　　　　「そ」からは p であることを忘れずに
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Ｐ５　上段　１小節～　Sop.「れ」をズリあげない
　　　　　　　　　　　Alt.「それ」の「れ」、「むね」の「ね」が強い
　　　　　　　　　　　Mez.「ねのうちにく」の3連符がずれて音程も下がる
　　　　　　　　　　　Sop.も3連符が遅れるのは息が滞っている証拠

　　　　　　　　　　　「くりよせ」は2回とも同じ歌い方ではつまらない

　　　中段　１小節～　「なもしれぬ」は音量が落ちるが息のスピードまで落ちないように
　　　　　　　　　　　Sop.「な」が遅れるのは前の「の」を延ばし過ぎ

　　　　　　２小節　　Alt.「ぬ」はアタックしてはダメ

　　　　　　３小節　　Sop.「しょくじょがおる」で音程は下がるが息は上への意識で

　　　　　　　　　　　「おる」の「お」は言い直す

　　　　　　　　　　　４拍目に息を吸う　　

　　　下段　１小節　　Mez.「あ」の前で止まってしまう。言い直すが息は流すこと

　　　　　　　　　　　Sop.「き」が強すぎる

　　　　　　２小節～　「つるくさ」は p 　繊細に

Ｐ６　上段　４小節　　Sop.「よ」が最初から小さかったり、入ってすぐ小さくしたり
　　　　　　　　　　　もう少し計画的にデクレッシェンドする

　　　中段　２小節　　母音で始まる語は立ち上がりが遅く聞こえる
　　　　　　　　　　　　息を流して準備しておく　　　　　　
　　　　　　　　　　　Sop. は低いが響きの芯をなくさないように

　　　　　　　　　　　Mez.「お」が3連符の最後の1音になっている人がいる

　　　　　　３小節　　Sop. 3連符がブツ切れに聞こえる

　　　　　　　　　　　「ゆ」が遅れる

　　　下段　１小節　　Alt.「そでの」が引っ込み気味　お腹で支えて

　　　　　　２小節　　Mez.「ののぞみが」同音なので子音をたて気味にする

Ｐ７　上段　１小節　　Sop.「ら」はピアノにつられている。他パートの「か」に合わせる

　　　　　　２小節　　「ひとみ」からの tutti (全体演奏) 感を出したい
　　　　　　　　　　　　　H の発音をきちんと出すとよい

　　　　　　３小節　　「お」の延ばし方が長すぎて「く」が遅れる
　
　　　　　　　　　　　「くもらせ」からのユニゾンを印象的に出したい
　　　　　　　　　　　　　ユニゾンは大事な部分であるという意味合いがある　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　喉の奥を開けて準備し、口形はウにしておいて
　　　　　　　　　　　　　8分休符の後半の16分休符で喉の奥で K と発音する
　　　
　　　中段　１小節　　少し間を置いて「いのり」からは新たな気持ちで歌う

　　　　　　２小節　　Alt.「こ」が遅れないように

　　　　　　　　　　　「お」が3連符の最後の1音に聞こえる
　　　　　　　　　　　「お」を長めにして「と」を慌てて強く言わないようにする

　　　　　　３小節～　3連符の中の休符は子音をたてるためのものと考える

　　　下段　１小節　　Sop.「か」が８分音符にならないように

　　　　　　２小節　　Mez.「ぐ」で音楽が止まらずに「しょ」までつなぐエネルギーが必要
　　　　　　　　　　　　さらに「ひとすじ」までもっていきたいので　うまく息継ぎを
　　　　　　　　　　　　　しながら音楽をつないで行く

　　　　　　３小節　　Alt.「ふ」が遅れる　息が途切れないように流し続ける

Ｐ８　上段　１小節～　Sop.「きた」の「た」、「ぺき」の「ぺ」がやや強い
　　　　　　　　　　　　　段々遅くなって自分で自分の首を絞めている
　　　　　　　　　　　　　息を前へ前へと流す
　
　　　　　　２小節　　Alt.「る」で押すと上ずってしまう

　　　　　　４小節　　Alt.「わ」で押さない

　　　下段　２小節　　Alt.「り」で音が上がるときに横開きになって押してはダメ

Ｐ９　上段　２小節～　「こいながら」はお腹で支えて　　　　　　　

　　　中段　１小節～　Alt.「たえて」のニュアンスを出す

　　　　　　　　　　　Sop.「なお」～停滞気味



来週は羽山先生がいらっしゃる予定です
佐藤先生がご指導下さったことの１つ１つを、
私達がきちんと実現することが大切だと思います。
この４ヶ月の成果を聴いて頂きましょう！！




　　　　　　２小節　　Alt.「なお」の前のブレスが遅い

　　　　　　３小節　　「すめのために」は広がるように＝喉の奥が開いていくイメージ